野立て太陽光の風被害と基礎

プラベースモールド

野立て太陽光の風被害と基礎

001 今年6月(2015年)、群馬県内に設置された野立て太陽光発電所で、突風による深刻な被害が発生しました。

被害現場が車で20分程度の場所であったため、現地を視察して参りました。
現​地は高速道路​脇の平坦な土地で、周囲に陽を遮る高い建物も無い​​ため、太陽光発電システム設置​に適した​場所で​す​。
架台は単管​でできており、​モジュールを縦置きに10段22列、合計220枚を一面に組み付ける​仰角10度の大変大きな​架台で​した​。

基礎は無く、架台の各脚部を土中に差し込む方式のもので、この架台1台で低圧上限の約50kWの発電システム規模です。​​現地敷地​には​この架台が6台設置され、合計発電量​約300kWの低圧分割発電所とし計画されたと思われます。
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しかしながら今回の風により、4台の架台約200kW分はメチャクチャに壊れて周囲の土地や道路に飛散。かろうじて残った架台2台約100kW分についても一部モジュールが架台から離脱し、引き込み柱は傾き断線。稼働しない状態となっていました。

higai_s003また、この残った架台2台の脚部が土中に差し込まれた地面の穴は、架台が風により揺すられたことで広がってしまっているため、次に到来する少々の風にすら耐えられないと思われます。
隣接するビニールハウスは飛ばずにそのまま存在している様子は、今回損傷した太陽光システムがいかに風に対して脆弱であったかを証明しています。引抜きを軽視するとこうなる典型であり、復旧するための経済的負担は大変大きく深刻と言えるでしょう。

higai003近年、各地で豪雪や突風、集中豪雨など、各地で異常気象が発生しております。
長期にわたる収益事業として安定運営を実現するためには、安易な工事は大変リスクが高いということを再確認させられた次第です。
資源エネルギー再生支援協会では、単管やスクリュー基礎による安易な設置を問題視し、野立て太陽光発電システム向け基礎型枠「プラベースモールド」の推進や、野立太陽光発電システム基礎の構造計算を承っております。
安心な野立て太陽光発電システムの設置をお考えの皆様、どうぞご相談ください。